さぁ、今日はローマ終日自由行動の日です。
本日の最大の目的はヴァチカン博物館。
開館は8時45分ですが、行列が出来ることを予想して8時にはヴァチカン博物館に到着予定です。
今夜は喫煙ルームに変更なのでフロントにその旨を伝えたあと、タクシーを呼んでもらいます。
イタリア初タクシーですね。
ローマは治安があまり良くないので、地下鉄は避けました。
待ち時間の間に他のツアーの日本人カップルとホテルのロビーで当たり障りの無い会話をしてみました。
しばらくしてタクシーが着たので表に出てみると、なにやらタクシーの運転手が前の車の運転手と揉めています。
身振りを見てるとタクシーがホテル前に車を停めようとして、ちょっと接触したみたい。
僕達がタクシーに乗り込んでもまだ言合いを続けています。
やがて話も終わり、僕達は目的地がヴァチカン博物館であることを告げると、いよいよ動き出しました。
しかし運転手が揉めていたからもしかして料金高く取られちゃうかもねって話していたのですが・・・。
やがて目的地に無事到着。
メーターを見ると11ユーロとちょっとなので12ユーロ渡そうとすると、運転手が違うといいます。
メーターには左側に経過時間らしき数字と、右側に料金らしき数字があるのですが、彼は左側の数字を指しコッチだというのです。
いや、アナタ、それ明らかに1秒ごとに末尾の数字が動いてますから!
右側の数字はしばらく走るとカウントアップしてたじゃん!!
しかし、小心者でめんどくさがりのボクは言葉の通じない国で揉めるよりもさっさと目的地に行きたいという気持ちを重んじ、10ユーロほど高い料金を払いました。
笑いたければ笑ってください・・・。
で、予定通り8時にヴァチカン博物館に到着です。
見るとまだ行列はちょっとだけ。入り口近くで並べました。ラッキー!!
僕らが並んだちょっと後から次々と人が集まり始めます。
しばらくするとかなりの行列になりました。
今日の天候も昼間にはいかにも暑くなりそうなんですが、さすがに8時ではまだ肌寒く、Tシャツではちょっとつらかったです。
さて、いよいよ入館。
スムーズに館内に入ると、僕達にはやることがあります。
オーディオガイドという機械をレンタルしないといけません。
これは、ちっちゃい携帯みたいな機械で、作品に書かれているナンバーを入力すると日本語で説明が聞けるという、素晴らしいハイテク機器です。
コチラの機械はなんとパスポートと引き換えにレンタルです。
流暢な片言英語で無事レンタル成功。
いよいよ館内を進みます。
ココは基本的に一方通行でツアーが進み、終わりのほうに目的のシスティーナ礼拝堂があります。
ちなみにこのヴァチカン博物館は世界最大級の収蔵数を誇る美術館です。
ここには20を超える博物館や美術館、絵画館などが入っています。
しかし最も見たいと思っているのはミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」です。
他にもラファエロの「アテネの学堂」も見てみたい一品です。
館内は一歩踏み入れてから出るまでため息の連続でした。
見事な中庭。
彫刻が並ぶ廊下。
天井画の美しさ。
金色に輝く廊下の天井。
これ以上描けません!!ってほどに書き込まれた壁や天井。
窓から見えるローマの街並みも素敵です。
そしてついに出ました!ラファエロの「アテネの学堂」!!
ここにはアリストテレスやダ・ヴィンチをモデルにしたプラトン、ヘラクレイトスやディオゲネスなど、古代ギリシャの哲学者達が描かれています。
ホントに素晴らしいです!!
また、途中の全然人がいない部屋の壁には突然ゴッホの絵が飾られていました。
たくさんの絵画や彫刻、壁画などをゆっくり見ながら進み、ついにシスティーナ礼拝堂へ。
最大の目的の「最後の審判」は写真は撮れませんでしたが、正直、涙が出そうな感動がありました。
この壁画のあるシスティーナ礼拝堂は、現在でも法王の公的礼拝場であり、法王選挙などの重要な行事に使われています。
よって、中では私語禁止。
警備員がいて、場内がざわつくと「シーーーーーッ!」っとたしなめます。
この中で、その壁画と天井画の神聖さと高貴さ、ドラマティックな構成、何年にもわたって行われた修復(洗浄)作業によって復活した描かれた当時の鮮やかな色彩に、すっかり飲み込まれてしまいました。
いつまでも見てたかったですね。
他にも、大きなタペストリーが並んだ廊下や、昔の地図が並んだ「地図のギャラリー」など、見るもの満載!
絵画以外にもステンドグラス、テーブル、天球儀etc・・・。
確かにガイドブックに書かれているように、全部をじっくり見れば1週間はかかるでしょう。
また、ツアーで回るとこんなにはゆっくり見れないでしょう。
自由行動で良かった!!
そして、お土産売り場でちょっと買い物をして、ヴァチカン博物館見学は終了。
自分用にラファエロの「アテネの学堂」Tシャツを買いましたが、サイズが無かったのでXSを購入。
見事に小さいです・・・。
帰りに通った螺旋階段もまた見事。
そんな感じで半日たっぷり目の保養が出来ました。
来た甲斐がありましたね。
ほんとに有意義な時間を過ごせました。
イタリア万歳です!
てなわけで、後半はまた後日。
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