吉井和哉自伝
失われた愛を求めて
ロック・スターの人生は美しいのか? 悲しいのか?
独白! 出生、父の死、静岡で過ごした暗黒少年時代、歌謡曲、祖母、ロックへの目覚め、母への想い、結婚、父親業、イエロー・モンキー解散、そしてソロへ……ロックンロールに人生を捧げた男が不惑を越えた今だからこそ明かす半生記
母親の呪縛から逃げない限り、俺の人生はないんだっていうのは、漠然とあった。やりたかったことをやめて鉄工所に入って亡くなった父親と同じ人生になってしまう、と思ってすごい怖くて――
本文より
今年デビュー15周年を迎える吉井和哉の初の自伝、遂に完成!父の死の記憶から始まる幼年時代、暗黒の思春期、イエロー・モンキー全盛期、そして結婚、子育てといったプライベートまで、赤裸々に独白した本書は、どこを切ってもまぎれもない「吉井和哉」の物語にもかかわらず、夢見るバンド・キッズや同業ミュージシャン、なにをすればいいのかわからない不安を抱えた十代から、仕事と家庭、親子について同じような問題を抱える同世代まで、広く共感できる普遍的な物語となっています。
12月19日発売のニュー・シングル“バッカ”で、《音楽を軸に回るオレのLIFE この星の思い出を歌に》と歌う吉井和哉。40年余の人生すべてが彼の「歌」につながっていた、という運命の必然を本書でしみじみと堪能して下さい。
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